健康のために、野菜ジュースを毎日飲むことは
良い習慣だと言えます。
しかし、野菜ジュースには塩分も糖分も含まれているため、
1日に大量に飲んでしまうと、逆に体に良くありません。
「健康のためにと野菜ジュースを大量に飲んだ結果、
糖尿病になってしまった」という方もいらっしゃるようなので、
飲みすぎには十分注意して下さい。
市販の野菜ジュースの多くは、飲みやすくするために
塩分が加えられています。
塩分を摂りすぎると、脳卒中や心筋梗塞を引き起こしやすくなり、
さらには、胃がんのリスクが高まるとも言われています。
厚生労働省の「日本人の食生活摂取基準」では、
男性は9g未満、女性は7.5g未満を、1日の塩分摂取量の
目標としています。
また、WHO(世界保健機関)や高血圧学会では、
1日6g未満にすることを推奨しています。
野菜ジュースをたくさん飲む場合には、
塩分無添加の野菜ジュースを選びましょう。
野菜本来の甘さは、野菜に含まれる「ショ糖」によるものですが、
少量しか含まれていません。
そのため、野菜100%のジュースを飲む際には、あまり
気にする必要はないでしょう。
しかし、果実が入っている野菜ミックスジュースでは、
注意が必要です。
なぜなら、果実には「果糖」という糖分が
多く含まれているためです。
野菜ジュースを飲む前に、パックの裏側に記載されている、
栄養成分表示をチェックしてみましょう。