アルベルト・シュバイツァー博士という医師が、
糖尿病を治すために行った治療に、ゲルソン・
セラピーというものがあります。
それは、1日に野菜ジュースを13回も飲む特別な治療法です。
きちんとした証明はされていませんが、同じカロリー、同じ栄養
バランスなら、果実や野菜から炭水化物を摂取した方が、
ヘモグロビンA1C値(血糖状態を表す指標の一つ)が良くなる、
という研究報告がなされました。
ただし、市販の野菜ジュースは果実に含まれる炭水化物を多く
摂取してしまう可能性があるため、生野菜をジューサーに
かけたものが好ましいかもしれません。
また、糖尿病の名医である横山淳一先生は、野菜のスムージーに
オリーブオイルをかけると良い、とアドバイスされています。
糖尿病では多尿になる場合があり、尿と一緒に体内の
ミネラルが排出されることで、特にマグネシウムが
不足すると言われています。
そのため、マグネシウムを多く含むホウレンソウやブロッコリー
などの野菜も加えて、ジュースにすると良いでしょう。
野菜ジュースには、免疫力を高めてくれるビタミンや
ミネラルが多く含まれています。
例えば、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6
ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸、
葉酸、セレン などがあります。
野菜ジュースを上手に飲んで、病気に強い体づくりを
目指しましょう。
アトピー改善対策には、ビタミンC、ビタミンA、パントテン酸、
ビタミンB6、ビオチン、ビタミンE、セレン、銅、カカオ
ポリフェノールなどが知られています。
野菜には、ビタミン、ミネラル、機能性成分(食物繊維、
ポリフェノール等)がたくさん含まれており、野菜ジュースを
飲むことで、アトピー改善に一定の効果があると
考えられています。
野菜ジュースで有名な「カゴメ」は、ニンジンに
多く含まれるβカロテンや、トマトに多く含まれる
リコピンには、アトピー性皮膚炎を抑制する効果作用が
あるかもしれないとの発表をしています。
また野菜を多く食べる女性から生まれた子供は、
アトピー発症率が低いというデータもあるようです。