緑色野菜ジュースの健康効果

緑色の野菜ジュースには、ホウレンソウ、ブロッコリー、小松菜、

ピーマンなどが使われており、これらの野菜にはクロロフィルが

多く含まれているのが特徴です。

 

クロロフィルには、コレステロール値を下げたり、

貧血を改善する効果があります。

 

特に、小腸や大腸に付着した不純物を体外に排出する、

デトックス効果が注目されています。

クロロフィルは食物繊維に比べて非常に小さいため、

小腸繊毛の奥まで不純物を取り除くことができ、

新陳代謝を促進します。

 

また、クロロフィルを摂取することで、染色体異常の発症が

抑制されるという研究報告があります。

そのため、染色体異常の一種と考えられている、

がんの予防効果があると期待されています。

 

野菜を食べなくても大丈夫?

野菜ジュースは、製造工程で損なわれてしまう栄養素があります。

加熱殺菌の工程では、熱に弱いビタミンCなどが減少し、

野菜の搾りカスを取り除く工程では、多くの食物繊維が

失われてしまいます。

 

そのため、野菜ジュースを飲んでいれば野菜を食べなくていい、

という訳にはいきません。

 

野菜ジュースは、野菜不足を解消させるものではなく、

野菜不足の解消を手助けする役割として飲むようにしましょう。

1日に飲む量はどれぐらい?

野菜ジュースを飲む量に、具体的な決まりはありません。

 

しかし、市販の野菜ジュースには塩分や糖分が含まれており、

飲みすぎは体に良くありません。

 

1日の塩分摂取量の目標値については、野菜ジュースの塩分

で説明しているので、こちらを参照して下さい。

 

また、野菜ジュースを毎日大量に飲んでいると、βカロチンの

過剰摂取によって、柑皮症になる場合があります。

柑皮症とは、βカロテンの色素が沈着し、皮膚が黄色く

なる状態のことを言いますが、みかんの食べすぎでも

引き起こす場合があります。

 

もし、柑皮症の疑いがある場合は、一度、野菜ジュースを

飲むことを止めましょう。

しばらくすれば、皮膚の色も元に戻るはずです。

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