黄・橙色の野菜ジュースの多くは、ニンジンベースのものですが、
緑黄色野菜の代表とも言えるニンジンには、
βカロテンが多く含まれています。
βカロテンは、リコピン同様に抗酸化作用があり、がんの予防効果、
免疫力の活性化、風邪の予防などの効果があります。
また、βカロテンは体内で必要なだけビタミンAに変化する成分でもあります。
ビタミンAは、目の健康との関わりが深く、ドライアイを防ぐ
効果や、暗い場所に徐々に目が慣れていく「暗順応」を
高める効果があります。
さらに、ニンジンには、食物繊維が豊富に含まれているため、
便秘解消の効果があります。
ファイトケミカルは植物由来の成分ですが、人間の体でも
同じように効果的に働くことが研究によって明らかとなりました。
種類が豊富なため、その効果、効能は様々ですが、
活性酸素の除去、免疫力の向上、がんなどの病気
予防に役立つと考えられています。
アメリカのある調査では、野菜ジュースを週3回以上
飲む人は、飲まない人よりもアルツハイマー病の
発症リスクが76%も低いという効果に関する報告もあるようです。
また、最近では、トマトに多く含まれる「リコピン」が
話題となりました。
リコピンは赤色の色素であり、活性酸素の除去効果、肌を
紫外線から守るなどの効果があると言われています。
そのため、アンチエイジングにとても効果があると言えるでしょう。
効果的に効率良く摂取するためにはジュースにするのが
楽ですが、栄養を壊さないよう、ジューサーでなく、
ミキサーで粗ごしにして飲むのがおすすめです。
また、リコピンについては、下記の記事でも
解説しています。
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