JAS規格

 JAS規格とは、「農林物資の規格化及び品質表示の

適性に関する法律 (JAS法)」によって定められている

基準制度のことを意味します。

 

また、JASは「日本農林規格(Japanese Agricultural 

Standard)」の略称で、様々な種類のマークがあります。

 

1. JASマーク

 → 品位、成分、性能等の品質について、JAS規格

     (一般JAS規格)を満たす食品や林産物に付される

 

2. 有機JASマーク

 → 有機JAS規格を満たす農産物に付され、このマークのない

      農産物、農産加工食品には「有機~」などと表示することが

      できない

 

3. J定温管理流通JASマーク

 → 製造から販売までの流通工程で、一貫して一定の

          温度を保って流通される加工食品に付され、米飯を

          用いた弁当類について認定を受けられる

 

4. 特定JASマーク

 → 特別な生産や製造方法についてのJAS規格

          (特定JAS規格)を満たす食品や、あるいは、

           同様の標準的な製品に比べて品質等、特色が

           あることを内容としたJAS規格を満たす食品に付される

    (例 りんごストレートピュアジュース、熟成ソーセージ)

 

5. 生産情報公表JASマーク

   → 生産情報公表JAS規格を満たす方法により、給餌や

                動物用医薬品の投与などの情報が公表されている

                牛肉や豚肉、原材料や製造過程等の情報が公表

                されている加工食品に付される

 

大手メーカーが販売している野菜ジュースでは、まず、

JASマークの付いたものはありませんが、地方での

地元産野菜を使用した野菜ジュースなどには、有機

JASマークが付いたものもあります。

 

ただし、JASマークの認定を受けるかどうかは

生産者の自由であり、JASマークがないものは

良くない、という訳ではありません。

野菜ジュースと野菜ミックスジュース

一般的に、野菜が使われている飲み物は

「野菜ジュース」と呼びますが、野菜と果実の

割合によって呼び名が区分されています。

  

 ・野菜ジュース (野菜100%)                      

 ・ニンジンジュース (ニンジン100%)           

 ・野菜・果実ミックスジュース (野菜50%以上)

 ・ニンジンミックスジュース (ニンジン50%以上)

 ・果実・野菜ミックスジュース (野菜50%未満)

 ・果実ジュース (野菜0%)

 

野菜ジュースだから何でもいい、という訳ではありません。

野菜100%の「野菜ジュース」なのか、果実をブレンドした

「ミックスジュース」なのか、野菜と果実はどちらが多いのか、

きちんと表示を見て、選びましょう。

原材料表示の見方

野菜ジュースを含め、加工された食品には原材料名を

表示しなければならないと法律で決められています。

 

そして、原材料表示の欄の食品名は、使用量の多い順番で

記載するという決まりがあります。

つまり、野菜ジュースの原材料表示を見た時、原材料名の

最初に記載されている野菜、または果実が一番多く使用

されているということです。

 

原材料表示を見ることで、それが野菜っぽい

飲み物なのか、果実のジュース見たいな

飲み物なのか、大体の目安が分かります。

 

自分好みの野菜ジュースを探す際には、

原材料名をチェックしてみて下さい。

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