ファイトケミカルは植物由来の成分ですが、人間の体でも
同じように効果的に働くことが研究によって明らかとなりました。
種類が豊富なため、その効果、効能は様々ですが、
活性酸素の除去、免疫力の向上、がんなどの病気
予防に役立つと考えられています。
アメリカのある調査では、野菜ジュースを週3回以上
飲む人は、飲まない人よりもアルツハイマー病の
発症リスクが76%も低いという効果に関する報告もあるようです。
また、最近では、トマトに多く含まれる「リコピン」が
話題となりました。
リコピンは赤色の色素であり、活性酸素の除去効果、肌を
紫外線から守るなどの効果があると言われています。
そのため、アンチエイジングにとても効果があると言えるでしょう。
効果的に効率良く摂取するためにはジュースにするのが
楽ですが、栄養を壊さないよう、ジューサーでなく、
ミキサーで粗ごしにして飲むのがおすすめです。
また、リコピンについては、下記の記事でも
解説しています。
興味のある方は、こちらも読んでみて下さい。
JAS規格とは、「農林物資の規格化及び品質表示の
適性に関する法律 (JAS法)」によって定められている
基準制度のことを意味します。
また、JASは「日本農林規格(Japanese Agricultural
Standard)」の略称で、様々な種類のマークがあります。
1. JASマーク
→ 品位、成分、性能等の品質について、JAS規格
(一般JAS規格)を満たす食品や林産物に付される
2. 有機JASマーク
→ 有機JAS規格を満たす農産物に付され、このマークのない
農産物、農産加工食品には「有機~」などと表示することが
できない
3. J定温管理流通JASマーク
→ 製造から販売までの流通工程で、一貫して一定の
温度を保って流通される加工食品に付され、米飯を
用いた弁当類について認定を受けられる
4. 特定JASマーク
→ 特別な生産や製造方法についてのJAS規格
(特定JAS規格)を満たす食品や、あるいは、
同様の標準的な製品に比べて品質等、特色が
あることを内容としたJAS規格を満たす食品に付される
(例 りんごストレートピュアジュース、熟成ソーセージ)
5. 生産情報公表JASマーク
→ 生産情報公表JAS規格を満たす方法により、給餌や
動物用医薬品の投与などの情報が公表されている
牛肉や豚肉、原材料や製造過程等の情報が公表
されている加工食品に付される
大手メーカーが販売している野菜ジュースでは、まず、
JASマークの付いたものはありませんが、地方での
地元産野菜を使用した野菜ジュースなどには、有機
JASマークが付いたものもあります。
ただし、JASマークの認定を受けるかどうかは
生産者の自由であり、JASマークがないものは
良くない、という訳ではありません。
一般的に、野菜が使われている飲み物は
「野菜ジュース」と呼びますが、野菜と果実の
割合によって呼び名が区分されています。
・野菜ジュース (野菜100%)
・ニンジンジュース (ニンジン100%)
・野菜・果実ミックスジュース (野菜50%以上)
・ニンジンミックスジュース (ニンジン50%以上)
・果実・野菜ミックスジュース (野菜50%未満)
・果実ジュース (野菜0%)
野菜ジュースだから何でもいい、という訳ではありません。
野菜100%の「野菜ジュース」なのか、果実をブレンドした
「ミックスジュース」なのか、野菜と果実はどちらが多いのか、
きちんと表示を見て、選びましょう。