アーカイブ: 2012年5月

紫色野菜ジュースの健康効果

紫色の野菜には、紫ニンジン、紫イモ、紫キャベツ、

ナス、ビーツなどがあり、果物では、ブルーベリー、

ブドウなどがあります。

  

これらを多く使った紫色の野菜ジュースには、

アントシアニンが豊富に含まれています。

アントシアニンは紫色の色素で、抗酸化作用による免疫力の

向上、生活習慣病の予防などの効果があり、中でも、目の

疲労回復効果が注目されています。

 

ブルーベリーが目に良いと聞いたことがあるかと思いますが、

このアントシアニンの効果によるものです。

  

また、アントシアニンの眼精疲労回復の効果には、

即効性が高いと言われています。

アントシアニンを摂取後4時間で視力回復が見られ、

その効果は24時間後に消失した、という報告もあります。

    

また、アントシアニンは、ビタミンPに似た働きを

することが分かっています。

 

つまり、毛細血管の保護、強化作用、循環改善作用や、

血液をきれいにする働きがあり、動脈硬化の予防にも

効果的と言えます。

緑色野菜ジュースの健康効果

緑色の野菜ジュースには、ホウレンソウ、ブロッコリー、小松菜、

ピーマンなどが使われており、これらの野菜にはクロロフィルが

多く含まれているのが特徴です。

 

クロロフィルには、コレステロール値を下げたり、

貧血を改善する効果があります。

 

特に、小腸や大腸に付着した不純物を体外に排出する、

デトックス効果が注目されています。

クロロフィルは食物繊維に比べて非常に小さいため、

小腸繊毛の奥まで不純物を取り除くことができ、

新陳代謝を促進します。

 

また、クロロフィルを摂取することで、染色体異常の発症が

抑制されるという研究報告があります。

そのため、染色体異常の一種と考えられている、

がんの予防効果があると期待されています。

 

野菜を食べなくても大丈夫?

野菜ジュースは、製造工程で損なわれてしまう栄養素があります。

加熱殺菌の工程では、熱に弱いビタミンCなどが減少し、

野菜の搾りカスを取り除く工程では、多くの食物繊維が

失われてしまいます。

 

そのため、野菜ジュースを飲んでいれば野菜を食べなくていい、

という訳にはいきません。

 

野菜ジュースは、野菜不足を解消させるものではなく、

野菜不足の解消を手助けする役割として飲むようにしましょう。

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