野菜ジュースを使うことで、お肉メインでも
バランス良く栄養が摂れます。
[材料 (2人分)]
野菜ジュース 400cc
豚肩ロース薄切り 400g
しょうゆ 大さじ2
こしょう 少々
玉ねぎ 2分の1個
水溶き片栗粉 片栗粉・水 各大さじ1
[作り方]
1. 豚肉を食べやすい大きさに切り、しょうゆ、
こしょうをまぶしておく
2. 玉ねぎを薄切りにする
3. 鍋に野菜ジュース、玉ねぎを入れて強火にかけ、
フツフツしたら豚肉をほぐしながら入れる
4. ふたをして10分ほど煮込み、水溶き片栗粉を回し入れ、
とろみが付いたら火を止める
赤色の野菜ジュースは、トマトベースのものが一般的ですが、
トマトの赤い色は、リコピンという色素によるものです。
リコピンには非常に強い抗酸化作用があり、βカロテンの2倍
とも言われています。
そのため、リコピンには、血糖値の低下、動脈硬化の予防、
がんの予防、美肌効果、ダイエット効果などがあると
考えられています。
リコピンのがん予防効果については、基礎研究レベルでは
ありますが、肺がん、乳がん、前立腺がんの増殖を抑える
効果が報告されており、その有効性が期待されています。
また、トマトの色が濃ければ濃いほど、リコピンの
含有量は増え、抗酸化作用もより強力になります。
赤色の野菜ジュースのベースとなるトマトには、
脂肪燃焼効果があるということが分かりました。
京都大学河田照雄教授らの研究グループは、トマトの成分から、
脂肪燃焼させる遺伝子の活性化を促す成分「13-oxo-ODA」
を発見しました。
この成分は、中性脂肪を減少させる働きがあり、
メタボリックシンドロームの予防に役立つと考えられています。
河田教授らの研究グループでは、「13-oxo-ODA」を
マウスのエサに混ぜて与える実験を行いましたが、この
マウスに与えた量を人間に換算すると、トマトジュース
200mlに相当するそうです。
つまり、1日3回200mlのトマトジュースを飲めば、
脂肪燃焼が促進されるということになります。
ただし、これはトマト100%のジュースを飲んだ場合での
効果であり、トマト以外の野菜が入ったジュースでは、
その効果は落ちてしまいます。
また、塩分の過剰摂取を避けるため、
食塩無添加のものを選びましょう。