世界初の野菜ジュース

1948年、世界で初めて野菜ジュースが商品化されました。

 

アメリカの食品会社、キャンベル・スープ・カンパニーが発売した

もので、トマト、ビート、セロリ、ニンジン、レタス、パセリ、クレソン、

ホウレンソウの8種類の野菜(Vegetable)を使用していることから、

V8野菜ジュース」という名前になりました。

 

現在でも発売しており、日本でも「V8野菜ジュース」が

商標登録されています。

 

そして、1959年には、東洋食品株式会社(現 ゴールドパック)が

日本初の野菜ジュースを発売しました。

また、東洋食品株式会社は、1974年にニンジンジュースの

独自開発を行ったことでも知られています。

健康日本21と野菜ジュース

1990年代になると、生活習慣病などの健康への

関心が高まり、厚生労働省では、21世紀における

国民健康づくり運動「健康日本21」を提唱しました。

 

当時、「健康日本21」では、健康づくりのキーワードとして、

「1日30品目の食材を食べること」が推奨されていました。

 

そのため、飲料メーカーでは、野菜ジュースに使う野菜の

品目数を増やす、栄養素をバランス良く配合するなどの

商品開発が盛んになりました。

 

現在、野菜の品目数の多さを売りにする野菜ジュースが

見られますが、「健康日本21」が火付け役と言えます。

野菜ジュースへの注目

今では、健康に対する関心がますます高まり、一時期、テレビでは

健康に関する情報番組ばかりが放送されたこともありました。

 

そして、健康への関心が高まることに比例して、野菜ジュースへの

注目もどんどん高まっています。

 

現在では、コンビニやスーパーでも、野菜ジュースのコーナーが

大きく設けられています。

さらに、デパートでは、お中元・お歳暮としての

野菜ジュースギフトが用意され、1リットル5000円

ほどもする高級品まであります。

 

野菜ジュースは健康のためだけに飲むものではなく、

生活の中の様々な場面に登場してきています。

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