ほうれん草の旬は、冬の11~1月で、この時期のものは、
色が濃く、栄養や甘みが増します。
[主な栄養素]
βカロテン、ビタミンC、ビタミンB群、葉酸、鉄、
カルシウム、マンガン、食物繊維
[期待される効果]
貧血予防、抗酸化作用、緑内障・白内障予防、
動脈硬化予防、便秘解消
鉄、マンガンなどのミネラル類や、ビタミンB群、
ビタミンCなどのビタミン類も多く、栄養価が高い
野菜と言えます。
ほうれん草の代表的栄養素である鉄分は、
貧血の防止に有効です。
また、ほうれん草の赤い根の部分は、マンガンが多く、
カルシウム、マグネシウムとともに骨の形成や
健康維持に役立ちます。
ブロッコリーは、一般的には晩秋から春先にかけて
収穫されるため、11月から2月頃が旬と言えます。
[主な栄養素]
カロテン、ビタミンC、ビタミンE、クロム、鉄、
カルシウム、食物繊維、スルフォラファン、葉酸
[期待される効果]
がん予防、胃潰瘍の予防、肌荒れ防止、便秘解消、
花粉症予防、肥満予防、貧血予防
ビタミンCが豊富に含まれており、疲労回復効果や、
風邪の予防、老化防止に効果があります。
ブロッコリーは、他の野菜に比べて葉酸が多く、貧血予防、
動脈硬化の予防効果があります。
また、ブロッコリーの新芽に多く含まれる、スルフォラファン
という成分は、がんの予防に効果期待されています。
ピーマンは、スーパーなどで1年中買うことができますが、
露地栽培では、6~9月ごろに収穫されており、
夏が旬の野菜と言えます。
[主な栄養素]
ビタミンC、ビタミンE、ビタミンP、βカロテン、カリウム、
ピラジン(匂い成分)、クエルシトリン(苦味成分)
[期待される効果]
動脈硬化の予防、免疫力の強化、美肌づくり、
夏バテ防止、疲労回復
ピーマンは、ビタミンCが豊富に含まれており、
風邪の予防や、肌荒れの改善、疲労回復効果があります。
匂い成分である「ピラジン」は、血液をサラサラにする
働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞の予防効果が期待されています。
また、ピーマンの苦味は、苦味成分「クエルシトリン」に、
ピーマンの独特な匂いが加わることで感じる、
ということが分かりました。
クエルシトリンには、抗うつ作用、高血圧抑制作用などがあります。